あけましておめでとうございます。社員のしろさんです。
私は1年の最初の月である正月は幸せな1年になるように、1年を無事に過ごせるようにとの願いをこめてスタートしました。
この時期のお菓子も縁起のよいモチーフが用いられます。
かつて宮中では長寿を願い、白味噌とゴボウの甘煮をのせた"包み雑煮"を食べていました。それに由来してつくられた菓子が花びら餅です。
ところで、地域によってさまざまな味や具材で作られる雑煮ですが、"白味噌"は京都が発祥だと言われていて、平安時代からつくられていたとされます。当時貴重だった米を贅沢に使う白味噌は宮中でのみ食べられるものでした。
ほかの味噌にくらべ「塩も少なめでまろやかで甘みのある味わい」に仕上がります。
そして、現在は特別な日である正月に向けて白味噌を仕込むというという家庭も少なくありません。(かくいう私の出身地はすまし仕立てのお雑煮なので、白味噌のお雑煮ぜひ食べてみたいです!・・・)
さて、そんな白味噌を使った当店のお菓子があるのを皆さんご存知ですか!?
当店の店長がかねてからお菓子に使いたい素材として考案し、創業60周年を記念して作った『還(めぐり)』です。
京都産の白味噌を使用した生地に丹波大納言小豆と求肥を挟んだ特別なみかさです。
店長にこだわりを伺ったところ、
「白味噌は美味しいし好きな人は多いけども、この還は求肥によって塩味がやわらぎ甘さが加わり生地と餡を柔らかくつないでくれています。」と言っていました。
また、60周年を記念して佐藤両々先生にデザインしていただいた「ななるちゃん」が初めて商品の帯に登場する特別版です。
皆さまがこの1年を無事に過ごせるように、また幸福が訪れますように。ぜひ当店の60周年記念商品『還』をお召し上がりください。