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SNSが起こした出会い

昨年の秋から私、店長高野がツイッターを引き継いで、本当にいろんな方とのご縁が広がりました。フォロワー数も100人強から10カ月で460人に増え、ご来店下さったフォロワー様とお会いするのが楽しみになっている毎日です。

 

ツイッターを始めた頃はこんな事になるなんて全く想像していませんでした。そもそもツイッターが何たるか(今でもわかっていませんが)も知らず、店の宣伝の一つ程度にしか思ってなかったような気もします。

平和堂の研修会でエクスペリエンス・マーケティングの藤村先生のお話を聞けたのも大きな分岐点でしたが、とにかくちゃんとツイッターに向き合って毎朝発信しようと決めたんです。

 

そして3月に発信したこのチラシについてのツイート。当店が所属する京都府生菓子協同組合の新聞広告に採用されている和菓子店を舞台とした漫画「であいもん」を紹介したことから大きくご縁の輪が広がり始めました。

 

まず、作者である浅野りんさんから返信を頂き、そこから漫画「わさんぼん」の佐藤両々さん、「オトメ巫女さんと妖精神主」の野広実由さん、イラストレーターのキャラキャラマキアートさん、灯さかすさんとご縁を持つことができました。そしてそのファンの方たちとは今もつながりが広がっているところです。

 

ツイッターでは和菓子のこと、店のこと、スタッフ、趣味や家族のことなど公私分け隔てなく発信しています。これまでSNSというものをしたことがなかったので、自分が何かを発信することでそれまで何の関わりもなかった人と関係性を持てるという事がすごく不思議でもあります。

でも、いずれのツイートでも、それを見て実際ご来店くださるってものすごく有難いことで、一人一人が特別の出会いで、店舗に来て頂いたことでガッカリして欲しくないと思うんです。

 

なので、お店に来られた時は直接お話したいし、帰り際に「また来るよ」と言ってもらえるとものすごく嬉しく、ほっとします。これは店の売上を上げるため、という感覚ではなくて、自分という人間と実際会ってみてどう感じてもらったか、偽ったような発信になってなかったか、信頼できる人間かどうかを見てもらっているような感覚です。

 

かと言って、お店に足を運んでいただくのをSNSの目的としているわけでもなく、今は単純にSNS上でのやりとりを楽しむためにやっている、新たなつながりが広がっていくのを楽しんでいる、という感じで、明確な目的というのがありません(笑)

 

そんな感じで続けていたら、ある方の呼びかけで漫画家さん、イラストレーターさんによる和菓子作り体験を行うことになったんです。