エブリィちゃんがっ!!
ということで、毎日毎日配達に、買い出しに 送り迎えにと大活躍のスズキ エブリィが不慮の事態に。
修理しないと。でもコロナ不況の中、できれば無駄なお金は使いたくない(´・ω・`)
よく見ればパネルの鈑金は必要なさそう。少し手間をかければ低コストで直るのでは?
和菓子とは全く関係ない、素人にもできる節約貧乏修理の備忘録ですので、お菓子のブログを期待されてたら完全に裏切ること間違いなしですからね。
さて、破損の犯人はポール。外国人ではありませんよ。駐車場のポールに前から突っ込むという・・・なんで?(笑)
いや、このポールは突っ立てただけなので被害者ですね。真犯人は・・・彼の名誉のため言いません。(彼って言っちゃってますが笑)
破損個所は、右ヘッドライトレンズ割れ、バンパー傷、一部はずれかけてます。
とりあえず、透明テープを買ってきて、破片を集めて応急処置。これでしばらくは雨でも大丈夫そう。
さてどうやって直しましょうか。ライトって新品は高いんです(;・∀・)
実は以前、自分の車をぶつけた時に中古パーツを探して修理工場で付けてもらったことがあるので、今回もこの手でいきましょう。
とりあえずはヤフオクです。自分の車の時は型落ちでしたからHIDライトでも3000円でしたが、エブリィは現行モデル。わりとお高めです。
入札額が安いのは大体取り付け部分が破損してるんですよね。こんなの持ち込んだら車屋さんに絶対嫌がられます。
「破損なし」というのを見つけて、試しに入札。
すると、みるみる値段が上がっていって、もう競り合う気にもなりません…
ところでライトって新品はいくらするのか?聞いてみると2万円以上とな…確認するのが遅いのですが、それがわかれば安心して入札できます。
次は「破損なし・美品」というのを見つけて一番に入札。締め切りは三日後か。落札できればいいな…
さて三日後。1.5倍くらいの値段まで上がってました。
それでも新品の半額くらいの値段。最後は若干競り合いになりましたが、なんとか落札。
さあ、やっとライトが直せますが、ヤフオクで探すときに取り付け部分の形を確認したくて一度ライトを外したんですよね。
てことは自分で交換できます(笑)
使用する工具はこれだけ。
10mmボックスレンチ、マイナスドライバ、プラスドライバ#2、ラジオペンチ。
今の仕事をする前、20代を京都の工具メーカーで過ごしたので工具だけは揃っています。
30歳になってから和菓子の仕事につきましたが、普通の職人さんより遅くから始めましたので、それはそれは頑張りました(笑)
脱線しましたが、ここからは自分の記録用に書いたので、興味のない方は読み飛ばしていただくと、最後のほうで誰がぶつけたのか薄々判明していきます(笑)
ライトの取り外し方。
まずはバンパーの裏側(タイヤハウス内)にあるクリップを外します。真ん中の丸い部分をマイナスドライバなどで引き上げると全体が抜けるタイプですね。
次にその上のプラスビスを外します。
そしたらバキバキっとバンパーをめくり上げてライトの固定ボルトを緩めます。
プラスミゾもついてますが固いのでソケットで外したほうがよいですね。
残りのボルトはボンネットを開けて外します。
と、ボンネットを支える棒が見当たらない…探していると、裏側にあるんですね。
これを探すのに一番手間取りました(笑)
ヘッドライト横にあるライトの固定ボルトとバンパー固定ボルトを外します。
ネットではよくDA17Vエブリィはライトを取り外すためにまずバンパーを外さなければならない、と紹介されていますが、この固定ボルトを抜いておけばバンパーを外さなくても手前に引っ張りあげるだけでライトを外すことができます。
最後にライト上部のボルトとクリップを外すと、ライトがフリーになります。
ボルトには緩み止めが施されてました。メック加工かな?
2回目からはドライバでも回ります。
バンパーを手前に引っ張ってライトが上に引き抜けるスペースを作りつつ、ライトを手前に倒してカプラーを外していきます。
この時だけ誰かに手伝ってもらいたいと思いました、が、一人でもなんとか作業できます(´;ω;`)ウゥゥ
カプラーって時々外し方がわからないのがありますが、エブリィはどれもすんなり抜くことができました。
スモールライトとウィンカーはカプラーをひねってバルブごと抜く方が簡単だったような…
ライトが外れたらヘッドライトバルブの取り外しです。
黒い防水ゴム(?)を抜くとクリップのような金具をひっかけて固定されているので手前に外すとバルブが引き抜けます。クリップ外しはラジオペンチを使うと楽ですよ。
ここで!
ヤフオクで検索しているうちに見つけたLEDバルブに交換してグレードアップ!
転んでもタダでは起きません(笑)
LEDバルブにはおしりのところにファンが内蔵されていて、純正バルブの取り付け手順では防水ゴムが入りません。ちょっと頭を悩ませましたが、刀の鍔のような黒い部品が取り外せるようになっています。この部分だけ先に取り付けてクリップで固定、そこにゴムを被せてからバルブを差し込むという順番で組付けられました。
実物がないと読んでいても訳分かりませんね(笑)
しかし、ヘッドライトの中古パーツを検索するとLEDバルブを出してくるなんて、5千円程度なのでこんなん買っちゃいますよ。商売上手ですねヤフオク。
最近のはユニット一体型でコンパクトです。
社外品ですから半信半疑でしたが、予想以上に明るい!夜間の視認性が良くなりました。
さあ、後は元通り組付ければ完成です。慣れればヘッドライトの取り外しだけなら5分とかかりません。
取り付けは逆の手順なのですが、なぜか一本だけボルトが入らない…
仕方ないのでネジ山を修正してなんとか解決。
残るはバンパーの傷。
取り付け部分は壊れてなかったので、傷さえ消えれば完成です。
ポールの黄色い塗装が移ってますが、コンパウンドで擦って擦ってなんとか目立たないようになりました。
表面の削れはタッチアップで誤魔化します。エブリィ用は持っていませんが、似たような色のトヨタ用がありましたので塗っておきました。
色は多少違っても同じシルバーなので、離れて見れば気付きません(笑)
破損から部品を探し始めて10日でほぼ元通りに直すことができました。
いや、よく見ると交換した右ライトの方が随分きれいです。
片目だけ澄んだ瞳になっちゃったじゃないですか(笑)
購入後4年で結構くすんでたんですね。
破損直後には相応の出費を覚悟しましたが、鈑金が不要だったこともあり、予想以上の低コストで修理できました。
ぶつけた本人も安心した様子。それ以来より慎重に運転するようになりました。
運転歴の浅い間は誰もが通る道ですが、 京都にいる間に和菓子の技術と運転技術も向上していくことでしょう。(笑)
あ、そうそう、LED化することで問題もありました。
点灯中だけですが、FMラジオにノイズが入るんです。
電波状態のよい所では気にならないのですが、受信状態が悪い時はほぼ聞こえなくなります。
社外品LEDの宿命らしいですね。
解決方法としてはカプラーにコンデンサーを繋ぐことでほぼ解消するらしいです。いつか実施してもブログには載せませんね。
写真を撮りながら作業するのが面倒くさいから(笑)
今回は和菓子屋のホームページでは、まず見ることのない内容でしたが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。
次回はまたたっくんが和菓子についてあれこれ書いてくれるでしょう。
では、次回もよろしくお願いします。
― 高野 ―